Photoshop写真加工の基本2-3 続・目指せマスク名人!

 

こんにちは!
kotsumeです(๑・‿・๑)

マスクの解説もいよいよ終盤!
前回、マスクは合成をするためだけのものではない、としてご紹介したワザは、マスクを利用して部分的に補正をかける、というもの。

合成ではなく、少し違うマスクの使い方をオススメしました。

▼前回の記事はコチラ▼
Photoshop写真加工の基本2-2 目指せ!マスクの名人!


こちらが、前回使用したサンプル画像のオリジナル。そして、
マスクを部分的に使用して手前だけを明るくした画像。

オリジナル


手前だけを明るく


背景はそのまま、手前だけを明るくできています。
でも前回、
やり残した処理がひとつあるのを覚えているでしょうか?

それは…

②リンゴの赤みをもう少し足す。

基本的にやり方は前回と同じですが、この ” 色味を調整する “ケースを利用して、マスクの有効活用を勧めるワケについて、さらに解説していきたいと思います。

 


Photoshopについてある程度知識がある方、勘の良い方は、部分的に赤系の色だけを強くする、ハイライト(明るい部分)だけ調整する、といった場合には特定色域ツールなど、、マスクを使わなくてもその他のツールで同様のことが可能じゃないか!と思われるかもしれません。

もちろんそれもまた正解。

でもそこに潜む落とし穴が、あるんです。


改めて結論からもう一度言うと、
不必要な箇所をレタッチをしないために、マスクを使うことを全力でオススメします。

不必要な箇所をレタッチしない、これは前回も同じ。でも落とし穴とはどういうことなのか、、、、検証しながら、解説していきますね。


② リンゴの赤みをもう少し足す
皆さんならこの時、どのように補正をかけるでしょうか。今回は特定色域の選択ツール(※1)を使用してみたいと思います。手前だけ明るくした画像に、特定色域の選択でレッドの色を強くします。

*****補足************* 
※1 Photoshopが画像の中で同じ色味を使用されている箇所を自動的に判断し、各色ごとに彩度や明るさの調整が可能なツール
***********************

補正はこのような感じ。

すると、例1になりました。
例1

補正前

補正をかける前と比べてみると、少々分かりづらいかもしれませんが、赤い部分の赤みがより強くなっています。

でも。よーく目を凝らしてください。


▲背景のブランケット


▲カゴの色

補正前と比べると、背景のブランケットやカゴの赤みまで強調されているのがわかるでしょうか。

これこそが、落とし穴です。

解説すると、ブランケットやカゴの中にも、リンゴと同じ赤色が含まれている( とPhotoshop上で識別された )ために起こるケース。

これ、結構よくあるケースだと思います。まぁ、最終的にはこれもまた好みですし、雰囲気を損なわないならばこれでもOKです。

が、写真によっては…

この場所だけ調整したいのに、別のところも色が変わってしまう、なんてトラブルもあるでしょう。目ではあまりわからないレベルで不本意に、他の場所の色も引っ張られてしまいます。( 気づかず処理を進めると画像の劣化に影響が出ることも!)

必要な場所だけ補正をかけたい時こそ!
マスクを使いましょう!!


やり方の基本は前回と同じ。2度目なので、一気にいきます。

▼マスクの作成方法について詳しくはコチラ▼
Photoshop写真加工の基本2-2 目指せ!マスクの名人!

< STEP_1 >
調整レイヤーについているマスクを一度反転して真っ黒にする( = 全て隠す)

< STEP_2 >
ブラシツールを使って黒いマスクを部分的に白くする( = 赤みを強めたい箇所のマスクを消していく)

レイヤーパネルはこのような状態になります。
前回の明るさ調整をしたレイヤーに、さらに↑で作成した特定色域の選択レイヤー。
そのレイヤーのマスクを調整していくわけです。

▲レイヤーパネル


▲実際のマスク画面

その結果

▼例2 リンゴだけ赤みが強くなったもの



手前のリンゴの赤みだけを強調することができました。
もう一度比較してみると。。。

▼例1 全体の赤みが強くなっているもの

伝わりにくかったらすみません…m(_ _)m
具体的には、先ほど部分的に比較した部分が補正前の状態、赤くかぶっていない状態が変わらず維持できている画像ができました。

 


ここまで、いかがだったでしょう?

レイヤーのお話をした時に少し、私のレイヤーパネルがどのようになっているか、という画像をお見せしましたが、それを見てもわかるように、私はレイヤーのほぼ全てにマスクをつけてレタッチをしています。

▼その様子はコチラ
Photoshop写真加工の基本1-2 プロはレイヤーをこう使う

それこそまさに、このマスクの使い方をありとあらゆる場面で駆使しているから。
特に今回のように色が絡んでくる補正をかける場合。
マスクで隠してブラシで描き出す、というこのワザがかなり有効で、より丁寧にレタッチをすることが可能になります。

ついに3つの記事にまたがってしまいましたが・・・
こつめ的Photoshopの抑えておくべき基本2、マスクについての解説は以上です。

少しでも皆様の日々のお役に立てましたら幸いです。

 

kotsume 🙂


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Photoshop写真加工の基本2-2 目指せマスク名人!

こんにちは!
kotsume
です(・‿・)

さて、前回に続き今回もマスクのお話。私がマスクをPhotoshopの基本のひとつと考える理由や、マスクの便利な使い方などなど、少し掘り下げていきたいと思います。

と、その前に。

マスクの基本1、2共に、ベクトルマスクとは?クリッピングマスクとは?チャンネルマスク??といったような各〇〇マスクについての解説はいたしません!と、いうことを改めてお伝えしておきます。

理由は、まずはもっと有意義なマスクの使い方を知って頂きたいから。しいて言うならばレイヤーマスクを使用しての解説になりますが、前回もお話したように、一度マスクの” 種類 “から頭を離して頂ければと思います。

▼前回の記事はコチラ
Photoshop写真加工の基本2-1 5分でわかる!マスクの仕組み

さてさて。

前回、マスクは見せたい部分や隠したい部分を調整する、というお話をしました。そして、私は99.9%、マスクを使用してレタッチをする、とも。

皆さんがマスクを使用する時って、合成など、画像と画像を合わせる時でしょうか?見せたい部分や隠したい部分を調整することで合成や切り抜きができるという点こそ、皆さんがPhotoshopを利用する最大の理由と言っても過言ではないかもしれません。

でも。もっと身近なところでマスクを使用してみて欲しいんです

自分で撮影した写真をPhotoshopで自分の写真をもっと魅力的なものにしたい!と思ったら。様々なツールで明るさなどを変更して…と、いろいろ調整をしていきますよね。

その時、マスク、使っていますか??

そう、実は、私がここで最も伝えたかったのはこれ。

例えば…
・顔だけ明るくしよう
・このお花だけ鮮やかにしたい

などなど、” 〇〇だけ”どうにかしたい!、という場合。一度全体に処理をかけ、その希望の箇所をマスクで描き出すという使い方をオススメします。

というわけで、いよいよマスクの基本2です。

 

こちらの写真。

パッと見てもまぁ綺麗な写真ですが、例えば私なら…
①手前の少し影になっている部分、特にジャムとリンゴを明るく
②リンゴの赤みをもう少し足す

ということを考えちゃいます。この部分的な調整をするために必要不可欠なのが、マスクの存在なんですね。早速順を追ってやっていきましょう。

 


① 明るくする
おそらく皆さんの多くは、トーンカーブや明るさ調整ツール等で全体を調整するところからスタートしようとするはず。今回はまず、明るさ・コントラストツールの明るさ調整を利用してみます。全体を明るくすると、例1のように。

例1

これはこれで十分綺麗にはなっています。
でも、手前と背景の明暗差の度合いはあまり変わっておらず、背景も一緒に明るくなっていますね。そこで、特に手前だけを明るくしたいという時。

< STEP_1 >
明るさ・コントラストレイヤーに
付いている白いマスクを一度反転させる

白いマスク = 何も隠れていないという状況なので、マスクを反転(※1)させ、図のように全面黒いマスク( = 全て隠れる )に

ここでの注意点は、必ず下記2通りのいずれかで明るさ・コントラストレイヤーを作ること。
①画面上部に並ぶレイヤーをクリック → 新規調整レイヤー → 明るさ・コントラスト
②レイヤーパネル下部にある調整ツール選択のマーク→ 明るさ・コントラスト

イメージメニュー → 色調補正 → 明るさ・コントラスト、という方法もありますが、画像が直接明るくなってしまい、白いマスクが生成されないため、これからご紹介する方法は使えなくなります。


< STEP_2 >

ブラシツールを使って黒いマスクを部分的に白くする( = 明るくしたい箇所のマスクを消していく )。


▲ 実際のマスク画面


▲ 分かりやすいように白い部分を色で重ねた画像。ざっくり手前だけ塗っているのがわかるでしょうか。

ここで重要なポイントは、ブラシの使い方!
・ブラシのボケ具合( 境界線 )をぼかし気味に調整
・不透明度、流量共に100%ではなく10%前後など弱め、又は調整の度合いを弱めに(※2)

・ざっくりとふわっと描く


実際のレイヤーは、このようになっています。


その結果!

例2

手前だけが明るくなっているのがわかるでしょうか?
リンゴの形などをきれいに塗って白くするよりも、今回は自然光で撮られた風景写真なので、あくまで弱く調整を適用させる、境界線をなくす方が周囲となじみます。

逆に、物や建物などはっきりとした境界線がある、極端な調整が必要で差がハッキリと出てしまう、そんな時はきっちりと形取ったマスクを作成すべき場合もありますが、あくまで結果良ければ全てよし!、なので深く考えず写真によって判断していきましょう。

*****補足************* 
※1  ショートカット:Mac = command + I(アイ)    Win = Ctrl + I(アイ)  
※2 強めに明るくした時はブラシは5%以下にすることも。弱めに明るくした時は20%、30%、etc…。明るさ調整の強さによって加減が必要です。ブラシについてはまた後日解説します。
***********************

▼補正前のオリジナルの写真

▼マスクで部分的に明るさを調整した後

▼全体の明るさを調整した例1をもう一度比較

いかがでしょう?どちらが良いか、というのは正直好みですが…^^;

私は、全体を明るくした写真より部分的に明るくした方が自然な印象で明るくなっているので好きです♪


①のまとめ

マスクは、合成をするためだけのものではない。

マスクを効果的に利用して部分的に調整をかけることで、より繊細な仕上げ、レタッチをすることが可能になります。マスク×ブラシで調整の技、慣れてくるとどんな場面でも応用して使えるので、ぜひトライしてみてください。

「②リンゴの赤みをもう少し足す」編は、また次回!
今日はこの辺で。

kotsume 🙂  


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水彩画風に仕上げてみました。

 

PHOTOSHOP写真加工の基本2-1 5分でわかる!マスクの仕組み

 

こんにちは!
kotsumeです(・‿・)

今回のテーマはこつめ的Photoshop3つのポイント2。
( 遅くなってすみません )

『マスクの仕組みを理解する』というお話。

Photoshopについて学び始めて色んな書籍やWebサイトを巡っていると、レイヤーとほぼセットで出現するこの「マスク」という言葉。

皆さん、マスクってどのように理解していますか?

レイヤーと同じように○○マスク、○○マスク…と語尾に「マスク」とついた色んな名前で登場してきて、?????ってなってる方も多いかもしれません。

でもね、でも・・・・

マスクの考え方は、全て同じです。

今みなさんが知っている各マスクの名前、そのマスクの前についている”○○”、一旦全部忘れましょう!!

そこで今回はまず、マスクっていったいどんなモノなのか超基本的なところから解説してみたいと思います。


解説の前に、マスクを使用したシンプルな例をひとつ。

画像①


画像②

マスクを使って、この2枚の画像をこのようにすることができます。
↓ ↓


さて、なんだか間違い探しのようですが笑、画像①をベースに、画像②のマウスを合成しました。

これは、ごくごくシンプルにマスクを使用した合成の一例。今回はこの画像を元に、話を進めていきたいと思います。

マスクとは、簡単に一言で説明すると、このように各レイヤーを目隠ししたり見えるようにしたりできるもの、です。

レイヤーは通常、常に一番上にあるレイヤーの表示が最優先になっています。例えば全く同じサイズ、同じ画角の写真を2枚レイヤーで重ねると、上の写真を非表示にしないと下の写真は見えません。

ここからレイヤーの仕組みについてすこーし、寄り道しますので、説明不要の場合はこちらから^^

例えば下記のような場合。

レイヤーAの上に、全く同じサイズのレイヤーBがのっていますね。

これは単純に、レイヤーA( 例えば紙だとしましょう )の上に、ぴったりレイヤーB( 別の紙 )が重なっているだけ、と考えると理解できるでしょうか。

この、レイヤーBを非表示にして下記のような状態にすると…

レイヤーAのみが表示され、下のように。

 

そしてレイヤーBを表示している ( = 目のアイコンがついている )下記のような場合、

今度はレイヤーBのみが表示されます。
 

 このように、上にあるレイヤーが不透明度100% ( = 透けないので下のレイヤーが見えない※1 )だった場合、上のレイヤーを削除、または非表示 ( ※2 ) にしない限り、下のレイヤーは全く見えません。

*****補足************* 
( ※1 ) 例えば 、今回のように写真や、べた塗り( =色で塗りつぶした )レイヤーなどが挙げられます。
( ※2 ) 各レイヤーの一番左にある目のアイコンをクリックで切り替えます。
→ 

▼『レイヤー』についての関連記事はコチラ 
Photoshop写真加工の基本1-1 レイヤーを侮るべからず
Photoshop写真加工の基本1-2 プロはレイヤーをこう使う

***********************

 

でも。
背景レイヤーAの写真に、上に乗っているレイヤーBのマウスだけをのせたい、一部だけを表示したい、つまり、合成したい!

と思った時。

レイヤーBにマウスの形に沿ったマスクをつけてあげると、レイヤーAの上に、レイヤーBのマウスだけを表示することができます。

下記のようなレイヤーの状態で…

じゃんっ!合成が完了します。

全てのレイヤーの一番左にはアイコンや画像が表示されています。

そしてそのレイヤー( ここではレイヤーB )にマスクを作成する( やり方はここでは省略 )と、その右側に真っ白真っ黒、はたまたその2色で描かれたアイコンが表示されるようになります。

そう、この右側に出来るアイコンこそが、マスク。

マスクは全て、白と黒のモノクロで描かれています。

そのモノクロのマスクがついているレイヤーBに対して

黒い部分が、レイヤーBを隠している箇所 = 下のレイヤーが透過して見える
白い部分が、レイヤーBが “見える” 箇所 = 下のレイヤーの上に重なって表示される

全面真っ黒なマスクになっていればレイヤーBは視覚的には全く見えない状態。
逆に、真っ白なマスクになっていればレイヤーBが全面に表示される状態。

さて、先ほどの合成に使用しているマスクがこちらです。

真っ黒、真っ白という言い方をしているのは、この白と黒の濃度を調整することによって重なり方、見え方が変わってくるから。上の画像のように白い部分が完全に 100%真っ白の場合、下のレイヤーの上に画像( レイヤーBの一部 )を貼ったようになります。さらに、少し透けていたりすれば、その透け具合によって下のレイヤーが透けてくる、というわけです。

具体的には、

このマスクの白い部分を上記のように、真っ白ではなく、うっすら黒で塗ると・・・

このように、マスクの濃度が変わって半透明になります。もちろん、ブラシでいかようにも調整が可能です。

※実際このように透かしてのせたい場合、様々な方法がありますが、今回はマスクの説明なのでマスクで調整。

このように、見せたい部分だけを見せる、不要な部分を隠す。これが、マスクの基本的な仕組みです。


さて、ここまででいかがでしょうか?
初歩的なところから説明させて頂きましたが

この概念こそ、○○マスク、○○マスク、
全てのマスク共通の考え方なんです。

今回のマスクは厳密にはレイヤーマスク、と呼ばれるものですが、その他にもベクトルマスクやクリッピングマスクなど様々な特徴を持った ” マスク ” が存在します。ただ、見せたい部分と隠したい部分を調整する、という意味では考え方は同じ。

きっと、今まで色んなところで色んな名前であなたの前に出てきた “マスク”達。ちょっとややこしいな〜と苦手意識を持たれていた方も、名前にとらわれず、まずはこの基本的な考え方を頭に入れておきましょう。

この考え方、やり方を様々な場面で応用するため、私は、マスクを使わないでレタッチすることは99.9%ありません!

絶対になくてはならない、皆さんにもガンガン使って頂きたい必須ツールのマスク。次回はその便利な使い方について、もう少し詳しくお話ししていきたいと思います。
 

では、今回はこの辺で・・・・

 


kotsume 🙂 

 



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