Photoshop:被写体を選択(総評編)

 

こんにちは!
kotsumeです(๑・‿・๑)
 
 
前回の記事で、2018年1月のアップデートで選択とマスク機能の中に新たに追加された「被写体を選択」機能について、実際に使用した結果を検証編としてお話しました。
 
>> Photoshop:被写体の選択(検証編)の記事はコチラ。
 
 
今回はその続き、総評編です。( ←あくまで、個人的な意見ですのであしからず )
 


 
前回の検証結果から私が感じたこと。“ 被写体の選択 ”という名前の通り、Photoshopが境界線ではなくて「被写体」を認識しようとしてくれるこの機能は、
 
 
 
これまでの選択ツールとは全く別物、全く新しい機能だということ。
 
 
 
Adobeが収集したありとあらゆるデータベースをもとに、被写体を認識しているようです。つまりそう、これこそADOBE MAXのお話をしたときにもお伝えした、
 
AdobeのAI機能、“Adobe sensei”のなせる業なんです。
  
 
これまでのPhotoshopの選択範囲作成は、その多くが色やピントなどで判断して選択範囲を作成していました。でも被写体を選択の機能では“ Adobe sensei ”が、「被写体」が何か、というある意味曖昧で正確?な判断基準を持って選択範囲を作成しているようです。
 
 
 
現時点ではおそらく選択範囲を作成したい写真によって、その威力を実感できるかどうかは変わってくるでしょうが、なんせAIなので、アップデートの度にどんどん進化していくのではないかと思います。
 
 


 
 
私は選択とマスク機能ができるずーーーーっと前から、髪の毛だろうが何だろうが色んなツールを使用して、様々な選択範囲を作成してきました。
 
 
ですので、選択とマスク機能ができたときの驚きと感動ももちろん覚えています。
 
 
そんなPhotoshopの歴史の流れを考えてみても、人工知能が搭載されて、撮影した張本人でもないのに被写体を勝手に判断する、こちらが選択範囲を作りたい場所を想定して選択してくれるなんて、本当に夢のような機能でしかない!
 
 
 
いつかこの機能だけで一瞬で切り抜きが終わる、なんてもっと夢のような話が実現するかなぁと考えたらちょっとワクワクしますね。ゆがみ機能なんかもとんでもない進化を遂げているようですし。。この進化で切り抜きという面倒な作業が任せられる分、その他の、人間にしかできない作業に集中できるようになっていくと思います。
  
 
Photoshopだけでなく、Adobeだけでなく、AIの進化は目覚ましいものがあるので、こちらも色々と古い殻にこもっていてはダメだなと感じつつ…これからのAdobe senseiの進化から目が離せません^^
 
  
では、総評編はこの辺で。
 
 
被写体を選択の機能が、皆さんの選択範囲作成をもっともっとラクにしてくれますように。
 

  
kotsume 🙂


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Photoshop fixでユリ以外の彩度マイナス。

 
インスタの調整で全体のトーン調整。
少し色あせた印象に。 
 
Lily with Wine red Color
*with Apps for smartphone
Photoshop Fix / Photoshop Mix 

Photoshop:被写体を選択(検証編)

 

こんにちは!
kotsumeです(๑・‿・๑)

今回は、なかなか遅くなってしまって今更ですが…Photoshopの新機能について。

2018年1月、PhotoshopCCが新たにアップデートされました。
 
ちなみに私はまさにその瞬間、熱で床に伏しており、風邪が長引いた挙句に仕事にも追われていたために、お話するのがこんなタイミングに。。。ゴメンナサイ。
 
今回のアップデートでは、ブラシの管理機能やパス機能の進化、などこれまで定番だった機能が強化されている印象です。
 

  
中でも大目玉なのが、
選択とマスク機能に追加された【 被写体を選択 】という機能。

( 選択とマスク機能ウィンドウ )

  

知らない方のために少しお話すると、「選択とマスク機能」というのは、複雑な選択範囲を作成するために欠かせないツールです。境界があいまいだったり、髪の毛など、他のツールでは選択しにくい場所の選択範囲作成ができる、非常に便利な機能になっています。

選択とマスク機能は基本的にPhotoshop内で別ウィンドウを起動させて使用するんですが、今回その選択とマスク機能ウィンドウの中に新たに搭載されたのが、【 被写体を選択 】という機能。

以前、ADOBE MAXで既にデモンストレーションは見てきたのですが、ついに実装されました。

>> ADOBE MAX JAPAN 2017の記事はコチラ。
 
 


というわけで遅ればせながら、この機能について検証してみました。
 
率直な感想、結論から言います。
被写体と選択機能だけで作成した選択範囲は、
 
そのままの結果では切り抜きなど、「仕事には使えないレベル」です。

が…

大いに時短してくれる機能になると思います。

仕事に使えない、というのはあくまで “ そのままでは ”ということです。そしてもちろん、レタッチャーの立場として。
何枚か色んなタイプの写真を使用して検証した結果、私個人的な意見としては、
 
“ クイック選択ツールでなぞって選択していた部分を一発で選んでくれる ”、といった感じでした。
 
また、クイック選択ツールよりも性能は良くなっているようですが、写真によって差が大きく出るようです。というわけで以下、実際に何枚か比べてみた結果をご紹介します。
  


  
上画像がクイック選択でなぞって選択しただけの状態。下画像が被写体を選択機能をワンクリックして選択範囲を作成したものです。( クイック選択ツールは、境界線から少し内側をなぞって選択範囲を作成しています。)

< 例① >

背景や足元など、境界の曖昧な部分も一緒に選択範囲が作成された。
 

被写体を認識し、ハリネズミだけを選択。
 
 
< 例② >

ボウルの外のフルーツは、一つ一つ選択する必要アリ。
 

周辺のフルーツも選択したが、後で調整の必要アリ。
 
 
< 例③ >

背景との差があまりないため、背景も一気に選択されがちに。


クイック選択よりも素早く正確に、被写体を選択。
 
 
 
いかがでしょうか?
 
クイック選択ツールを使用した結果とほぼ変わらない、または少し精度が上がった、という印象です。
 
とはいえ、被写体の選択をクリックするだけ、つまり、ここを選んでほしいというこちらの指示ナシでこの結果ですので、これまでクイック選択ツールで一生懸命なぞっていた作業が一瞬で終わる、という意味ではものすごい進化だと言えます。
 
 
いくつか使用してみて思ったのは、まず、被写体の選択ツールを使用した結果はPhotoshopが何を「被写体」と認識するかによるんだなということ。
 
 
 
 
こちらは人物が並んでいる集合写真ですが、色合いだけでは境界線を捉えづらいにも関わらず、被写体を選択ツールでは見事に人物だけを選んでくれています。
 
< 例④ >

内側をなぞっても、背景が一部含まれた選択範囲に。
 


被写体をしっかり認識し、選択範囲が作成された。
  
 
< 例⑤ >
さらに、ここまで物とテーブルがハッキリと分かれていても…

各ツールをクリックする必要はあるが、まぁまぁ選択しやすい。
 
被写体と認識してくれたのは、真ん中のカッティングボードのみ。
 
 
< 例⑥ >
テーブルが暗くなると…

境界がハッキリした分さらに各ツールをワンクリックで選択しやすい。
  

真ん中のカッティングボードがないせいもあるかも知れないが、例⑤に比べると被写体と認識されたツールが増えた。
 


 
 
名前そのままの、被写体を一発で完璧に選択してくれる機能か、と言われると答えはNoです。というよりも、ご覧の通り、写真によるところが大きいようです。そしてやはり精度の高い切り抜きを求めるのであれば、被写体を選択した後に境界線調整ブラシなどで微調整が必要なことは言うまでもありません。
 
 
 
ちなみに、ここからは宣伝です笑
 
 
境界線ブラシなどの使い方、選択とマスク機能のより詳しい使い方、が知りたい方は私が講師としてお伝えしているudemyPhotoshopコースをぜひチェックしてみてください。我ながら、かなり細かく説明しているつもりですので、使い方のヒントになること間違いなしです。

▼講座はコチラ
Photoshop【切り抜き】編 現役プロの実況解説!書籍やネット通りでは上手くいかなかった「切り抜き」のコツ●時間講座
  
 
 
というわけで、次回は今回の検証についてもう少し、「Photoshop:被写体の選択(総評編)」をお伝えしたいと思います。
 
  
では今日はこの辺で。
 
 
 
 
kotsume 🙂
 


 
>>
 
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Adobe MAX JAPAN 2017

 

こんにちは!
kotsumeです(・‿・)

Adobeの祭典、Adobe MAXというイベントをご存知でしょうか?アメリカではLA、日本では横浜で開催された本イベントに、参加してきました。( 事前登録さえすれば無料で誰でも参加可能 )

>> official site 

 

まるで映画のようなPVからキーノートが始まり、ビッグゲストには今注目されているメディアクリエイター、落合陽一氏の登壇も。

各ブースに分かれて各ソフトを使いこなすクリエイターのセッションを聞いたり、売り切れ必至のAdobeグッズを購入できたりと、なかなか刺激的な一日でした。

 

 


特筆すべきは AdobeのAI、“ Adobe sensei ”の革新的な進化

“ sensei ”、とはそのまま日本語の「先生」が由来になっているそうで、PhotoshopやLightRoomに搭載されたデモンストレーションを見ることができました。

まだまだ開発途中とのことで少しだけ紹介、という感じでしたが、そう遠くない未来、Photoshopもついに、音声でレタッチしてくれる日がやってくるようです!

このデモンストレーションは本当に衝撃でした。。例えば、風景写真のトーン調整や写真を油彩タッチにする、人物の写真の表情を変える ( 実際、「笑顔に、もっと笑顔に、目を大きく」、といった音声で歪みが適用されていました )、犬を切り抜いて別の場所に移動 ( もちろん切り抜いた後もコンテンツに応じて修正 )などなど。どんどん進化していくようです。

しかも日米共同開発とのことで、日本語の認識レベルもかなり期待できそうな予感。いつ実装されるのかは全く未定ですが、とても楽しみ。

さらに、いつもお世話になっている選択とマスク機能に“ 被写体を選択 ”、という機能を近々実装予定だそうで、、、もう切り抜きは難しくて大変、という概念が一気に崩れ落ちるかもしれません。

>>関連記事

 


こういうイベントこそ、Adobeソフト初心者の参加がオススメ。

全体を通して、そう感じました。

一見、登壇するのはトップクリエイターばかりだし、テーマはなにやら難しそうだし…自分なんか参加してもきっとわからない話ばかりだ、と思うかもしれません。

でも。

作業の効率化と自動化。よりクリエイティブなことに時間をかけるためにAIを搭載し、今まで難しかった作業をもっと簡単に、感覚的にできるようにする、というのがAdobeの方針のようなので、より簡単に、高度な結果を導けるよう日々進化が進んでいます。

最近では各業界でAIが生活に取り入れられ始めたことを考えると、AIの導入自体は、自然な流れ。今まで人間がやってきた作業をソフトに任せられるようになる、ということは、初心者の方にとってはだんだん “トライしやすい” ソフトになっている、ということも言えるんじゃないでしょうか。

そしてAdobe MAXのようなイベントで、その新しいAdobeを体験することができるのはとても貴重。

実際私自身Webや動画の知識は素人同然ですが、普段使わないソフトの解説を見ていても、私でもできそう、楽しそう、って思ってしまうことも。

そんな体験ができることに加えて、もうひとつ初心者にオススメの理由が。

Adobe MAXの会場には、スポンサー企業のブースの他にAdobeブースがあり、Photo, DTP/Photo, Web,などに別れて実際にソフトを触りながら、個人的な相談にのってもらうことも可能でした。

相手はAdobeの社員だったり、認定アソシエイツのメンバーですので、普段使っていてわからないことや悩んでいることなど、難しいことでも簡単なことでも、何でもOK。

Adobe MAX、2017年は既に終了してしまいましたが、よく、写真関係の大きなイベントなどでもAdobeブースが設営されています。もし見かけたらのぞいてみて、スタッフと話してみると、スキルアップのヒントが得られるかもしれません。

 

意外と難しそうだから勉強するのを諦めていた、っていう方も「できるかも」、に変わるんじゃないかなー、と、感じた1日でした。

そもそも世界のトップクリエイターのためのAdobe、のイベントなので、プロモーション映像を見ているだけでカッコよくてワクワクしますし。

とはいえ、どんなに作業の効率化、自動化が進んでも、それをどう使うかは私達次第。登壇していたどなたかも仰ってましたが、いつだって最後には、人間のクリエイティブな部分や繊細な作業が必要不可欠であってほしいと…密かにそう思います。

 

kotsume 🙂 

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