レタッチをただの写真加工だと思っているあなたへ

 

こんにちは!
kotsumeです(๑・‿・๑)

記念すべき初投稿…まずはじめに、ちょっと真面目なテーマから。
突然ですがみなさま、

「レタッチ」ってどういう意味だと思いますか?

レタッチを本職としているレタッチャーにとっては
悲しい話なのですが、業界では影武者のような立場なので、
まだまだ縁のない方には馴染みがない単語ですね…。

でも、意味なんて知ってるよ、ていう方。
はい、きっと「画像処理」や「画像修正」という答えでしょうか。

もちろん正解です。私も最初は撮影する側の人間でしたし、
「写真を修正するソフト」と思ってPhotoshopを勉強していました。

・後ろに入り込んでしまった余計なものを消したい
・少し暗いから明るく調整したい
・ちょっとお腹が出てしまっているので少し凹ませたい

などなど…
私をはじめPhotoshopを勉強してみたいという殆どの方が、
まずは上記のような、修正したいという理由がきっかけではないでしょうか。

でも、

長い間写真の世界でPhotoshopに関わっていくうちに、
私は考え方が変わりました。

(今から言うことは完全に私の持論であり、
さらに先生からの受け売りも入っています笑)

それは……

お仕事でPhotoshopを使えるようになりたいと思っている方も、
自分の写真の幅をもっと広げたいと思っている方も…

「より良い写真を作りたい」
という気持ちに切り替えてほしいということ。

あくまで「修正する」のではなく、「良い写真を目指す」という考え方で
レタッチをすることが、実はとても大事だなーと個人的にすごく感じています。

なぜ、後ろに映っている余計なものを消したいんでしょう?
    
それは、メインの被写体を目立たせることで、
より伝えたいこと、見せたいものを強調したら、
もっと良い写真になると思うからですよね?

Photoshopは、あなたの写真をもっと魅力的にしてくれるものです。

少し話がズレますが、
私はレタッチの先生や今までの経験から、
” 日常の中で目を養いなさい “ 
と教わりました。

と言っても写真集を見漁ったり
ひたすら写真の勉強ばかりをしろということではなく、
例えば、雑誌の表紙を見比べてちょっとした肌色の違いによる印象の差を研究する。
(広告写真は肌色を調整されていることが多いです)
はたまた電車の中で向かいの席の人の靴に
照明がどのように反射しているかを研究する。
(質感によってツヤの入り方などが全く異なります)

レタッチをしていく上で、質感や素材、陰影のグラデーションなどを
勉強することは非常に役に立つからですね。

そういうところに目を向けていくと、写真から受ける
印象や雰囲気などが少しずつ意識できるようになります。

難しく聞こえるかもしれませんが
でも、ただシンプルに、色んな写真はもちろん
色んな物を見て、質感や雰囲気の特徴を感じながら
かっこいい写真って?
綺麗な写真って?
ハッピーな写真って?
と考える癖をつけていけば、
そのうち自分なりの ” 考え “や” 答え”が蓄積されていきます。

あと、自分がどういう写真が好きなのかを研究するといいです。

その” 考え “や” 答え”が知らず知らず
自分の写真に還元できてくると、撮影した写真を見て、
もっとこうだったらもっと良くなるのにな…

と、思うようになってきます。

そして、その “願い” を叶えてくれるのが、
Photoshopなのです。

ただ漠然と使えるようになりたいって思って勉強するよりも、

自分の写真をもっとこうしたい!

という気持ちで勉強する方が絶対に楽しいです。

漠然とした思いで勉強すると絶対に挫折するし、
やりたいことが出来るように、って
勉強するほうがより多く身につきます。

だってPhotoshop、真面目にいちいち全部勉強しようと思ったら、
すんごく難しいですから笑

抑えておくべき基礎、ポイントはもちろんあります。
でもまずは、

やりたいことを実現するための使い方を知ることをお勧めします。

つまり、今回言いたかったことは、
レタッチ=ただの画像修正のテクニック ではなく、
レタッチ=自分が表現したい写真の姿を実現するための手段
ということです。

このブログでは、各ツールごとやテーマを設けて、
よくあるパターンを中心に解説していけたらと思っています。
もちろん写真によって使い方も変われば
人によってやりたいことも変わってくるので、質問も受け付けます。

でも、こう書いていたから

こういう時はこのツールでこの方法、
と、絶対に決めつけないこと。

自分の写真をより良くするためにはどうしたらいいか、
まずはそれが一番だと思います。

そこを忘れなければきっと、
しっかり身について応用できるようになると、
私は信じてます。

というわけで、まずは私の考え方を
知ってもらいたくてこんなお話をしてみました。

微力ながら少しでも、皆様のお力添えができれば。
そして、Photoshop-Holicな私のつぶやきを
楽しんでもらえたらと思います。

では…今日はこのへんで。

Kotsume 🙂

>> Today’s Retouch !

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ps-holic

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