被写体をどう切り抜くか。
こんにちは!
kotsumeです(๑・‿・๑)
先日、SNSでふいに流れてきた、こんな記事。
「写真映えしない場所で、プロが写真を撮ったらどうなるか」
非常に面白い内容でした。
米国の写真家、ジェナ・マーティンさんという方がトライしたこの企画。
撮影場所はどこにでもあるホームセンターで、味気ない照明売り場や、塗料のサンプル置き場やタイヤ売り場などなど。でも、ジェナさんがモデルを連れてきて撮影したそれらの写真は、撮影したままでも充分に、作品として見事に成り立っていました。
この記事を読んでいて私が感じたのは、写真のプロにかかればどんな場所でもフォトジェニックになる、なんていう単純なものではなく、
「良い写真とは、被写体をどう切り取るか」そこに尽きるなということ。
写真を撮るという行為そのものは、言わずもがな、カメラを構えて被写体を捉え、シャッターボタンを押す、というたったこれだけのシンプルな動きです。
でも、その被写体に対してどうアプローチしていくか、その方法は人それぞれで、そこが違うだけで良い写真にもなれば、イマイチな写真にもなり得ます。アプローチ、というのは単に撮影時の設定をどうするかだけではなくて、構図はもちろん、被写体が人物などの場合は被写体とのコミュニケーションもしかり。
十人十色、とよく言いますが、同じものを見て何を感じるか、というのは人それぞれ違いますよね。ジェナさんも自分自身が「写真映えしない場所」として選んだ場所、イマイチだと感じた場所で、おそらく試行錯誤して撮影したんだと思います。
どうすれば背景をドラマチックにできるか、
どうすれば被写体が魅力的に見えるか、
どんな構図にすればアーティスティックに切り取れるか
答えはきっと色々あって、絞りを開放気味に被写界深度を浅くして後ろをぼかす、とか、ぐっと寄ってみたり思い切って引いてみたり、とか。
こんな風に考えることって、プロに限らず良い写真を撮りたいと思っている人すべてに共通することじゃないでしょうか。
場所や被写体、撮影時の環境に対して様々なことを考えて、絞りやシャッタースピードなどの基本設定やレンズの種類、構図、色々なことをトライする。つまり、どうすれば良い写真を撮れるか、ということを常に考えるということです。
撮影する被写体によっては試行錯誤する時間もなく瞬間をどう捉えるか、ということになるかもしれませんが、それでもその被写体をどう切り取るか、という観点は同じです。
ここからはすごーく個人的、抽象的な話になってきてしまいますが、私もこれまでたくさんの撮影現場、カメラマンの仕事を間近で見てきて、うわーーー、そうきたかー!カッコいい!みたいなこと、たくさんあります。なんでこんなシンプルな設定や機材でここまでカッコいい写真が撮れるんだ、と思うこともたくさんあります。
撮影現場での私はオペレーション ( テザー撮影でリアルタイムに流れてきた写真をPCで確認・管理しながらカメラマンをフォロー ) をすることが多いのですが、たまにカッコ良すぎて「やばい」、みたいなことをぶつぶつ独り言を言ってしまうくらいです笑
まぁ、そんなため息ものの写真を撮影できるのがプロの世界でもあるんですが.…
プロの現場にいても、カメラマンがどうしたらもっと良くなるか、もっと、もっと、と考えて撮っているのが撮影している隣いると伝わってきます。
ジェナさんの今回の挑戦は、結果として「プロだから上手い」のではなくて、「プロだからこそ被写体の良さを最大限引き出せた」と言えると思います。プロだからこそ、どうすれば魅力的な写真にできるか、ということをとことん考え抜いて結果を出した、ということではないでしょうか。
と、いうようなことをこの記事 ( リンクは下へ ) を読みながらモヤモヤと考えていました。
私は写真では食べていけないと判断してレタッチへ転向した身なので、撮影に関して偉そうなことは言えませんが、最近写真を撮るとき、適当になっていたなぁと反省してしまいました。( もっぱらスマホかコンデジですが… )
皆さんは、いかがでしょうか?被写体と、きちんと向き合えていますか?
ちなみに私の場合は、ま、多少の落ち度はレタッチすればいいや!というとっても悪い癖がついています。ダメですね。。。
そんなわけで、今回はとりとめもなく失礼しました。
今日はこの辺で。
kotsume 🙂
今回見つけた記事はこちらです▼
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/spv/1802/06/news011.html
写真家:ジェナ・マーティンさんのブログ ( English )▼
http://jennamartinphotoblog.com/2017/11/19/lowes-photoshoot-2/
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