レタッチ作業環境のおはなし。
こんにちは!
kotsumeです(๑・‿・๑)
ここのところ肩こり、首痛からくる
頭痛があまりにひどかったので、
急遽マッサージを。
たった20分だけど、救われました…
実は下積み苦労時代から酷使して
身体を壊しまくり、20代前半にして
” おばあちゃんの身体 “ と呼ばれた私。
様々な整体やマッサージを転々とし、
最終的にご縁でずーっとお願いしている、
ゴッドハンドの持ち主がいるんです。
( 人気爆発でお願いできなくなると困るのでナイショ )
ほんと、定期的に身体もメンテしないとダメなんですね。。
というわけで本日は、
そんな身体にとってとても大切な、
レタッチの作業環境について。
皆さん、レタッチをしていると、スタンプとか楽しくなって、( もしくはやらなきゃいけなくて… )、ついつい何時間もやっちゃいませんか?
モニターを見ながら何時間もかじりつくと
どんどん姿勢が悪くなって身体はガチガチ、
まばたきも減って目も疲れるし、
たまに息することを忘れちゃうことも( ←意識してないとほんとに息止まります私 )。
レタッチャー( 特に会社 )は、朝から晩まで、何なら朝から朝まで途切れることなく、ずーーーーーーっと、ずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっと、画面とにらめっこしています。
よくサラリーマンやOLの方がデスクワークが辛くて疲れる…と言いますが、間違いなく、レタッチャーの方がPCにしがみついて仕事をしています。 ( 言い過ぎだったらごめんなさい )
しかもレタッチの仕事はピクセル単位、トーンカーブなども時に1%の差だって使い分けるほど繊細な作業ばかり。さらに出力(プリント)して色を確認したり、とにかく”目”をよく使い、ひたすら”手”を動かし、デスクから殆ど離れません。
それでもレタッチャーが、毎日長時間
仕事を続けられるのはなぜか?
その答えは、いたってシンプル。
作業環境が整っているから
です。その作業環境とは主に…
1.モニターのキャリブレーション( 画面の色調整 )が出来ている
2.長時間座っても疲れない椅子( 大体10万以上するものが殆ど )を使っている
3.適切な環境光である ( 作業する部屋の電気のこと )
4.マウスではなく、ペンタブレットを使用する
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1については、ちょっと専門用語で書きましたが、簡単に言うとレタッチに適したモニターを使っているということ。表示画面の色調整、明るさ等々がきちんと数値で調整・管理されているモニターですね。( とても難しいので、今回は詳細は割愛 )
通常のPCモニターやテレビなどは輝度(明るさ)が高く、派手めな色再現がされているため、長時間見続けると目がとんでもなく疲れます。
また、一般的に売られているモニターは細かい色調整は難しく、別売りでキャリブレーションをとる( = 色調整をする )ための機材ももちろんありますが、写真・広告業界で使用されている筆頭格といえば、EIZOのColor edge。
中古であっても新品の他メーカーより高いですが、もう、これがないと全く仕事になりません!
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2について。椅子も、
ハッキリ言ってお金がモノを言う世界。
有名なところでいうと、こちらでしょうか。疲れが全然違います。
金額が高い上に、ひとつ20キロ以上( 2017年1月現在 )とかなり重いので個人で持つにはなかなかですが、業界のレタッチャーが何年働いても倒れないでいられるのは、間違いなくハイクラスな椅子のおかげだと思います。
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3、環境光。部屋の電気なんてなんでもいいんじゃないの?と思われるかもしれませんが、煌々と照っている光のもとで長時間作業するのは意外と疲れるもの。色を見なければいけない時はきちんとしますが、たまに私も暗めの部屋で黙々とレタッチしていることがあります。
もっと細かい話をすると、色を正確に見るための色評価用ライトと呼ばれるものがあったり、部屋の色温度( カメラの色温度の概念と同じ )はこれぐらいがベスト、という基準があったりします。( これもとても難しい話 )
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そして、最後に忘れてはいけないのが4のペンタブレット。言わずもがな、レタッチャーはマウスは使いません。
私自身レタッチの会社に初めて勤めたとき、多くの方が裸眼( 勝手にメガネが多いと思ってました )で、さらに腱鞘炎になることもなく、来る日も来る日もひたすらレタッチしている姿を見てとっても驚いたこと、今でも鮮明に覚えています。
その後実際に自分も同じ環境で働き初めて、
作業環境の大事さを思い知らされました。
今日みたいにマッサージに駆け込んだり、まばたき不足?によるドライアイで眼科に行くこともあるし、太陽の光が辛くて夏場はサングラス必須、携帯の画面も1日中ナイトモードでないと光が強くて見ていられない…くらいには長年にわたって身体張ってます。。
それでも視力は裸眼で両目共に1.2!
絶対に作業環境のおかげだと思います。
ご紹介した全てを実現することは難しいと思いますが、作業環境を侮って長時間作業し続けるのは、本当に気をつけましょう。
では、今日はこのへんで。
kotsume 🙂
>> Today’s Retouch !
インスタ風に、おもちゃっぽくしてみました〜