ペンタブレットの選び方について

オンラインコースを作成しているudemyにて、“ペンタブレットのメーカーやバージョンなどによる操作感の違いがあれば教えてほしい”、という質問を受けましたので、このブログで詳しくお答えしたいと思います。
 
 
こんにちは、kotsumeです(・‿・)
 
7月のはじめに公開したばかりのPhotoshop肌修正編コーの中で、レタッチをする際、ペンタブレットの使用を強く推奨しています。
 
  
その理由は大きく2つ
 
 
まずは、マウスでは難しい作業も、ペンで作業することでより感覚的にできる、つまり操作感の向上が可能であること。そして、細かなレタッチをしていく際、ペンタブレットの方が手に負担をかけずに済む、ということ。
 
 
オンラインコースの中では、ペンタブレットについているサイドキーなどの特別なキー操作には一切頼らず、“ペン”さえあればどんなものでも良い、とお話しています。とはいえ、どんなものがいいのか?ということで少し、まとめてみますね。
 
 
 
※あくまでフォトレタッチを前提としてお話をしていますので、ご了承ください。 


 
< まずはじめは、“ペン”操作ができればいい >

“ペン”さえあればどんなものでも良い、というのはメーカーや種類が違っても同じことが言えます。

私は会社員時代から、大手メーカーwacomのIntuos Pro シリーズを使用しています。高機能な設定もできますが特別な機能は何も使用せず、基本的に必要なのは“ペン作業”のみだと思っています。メーカーの違いについては実際に他のペンをほぼ使用したことがないので説得力がないかもしれませんが…語弊がないように言い換えると、
 
 
画面上、Photoshop上で実際にペンで滑らかに描くように作業が出来ればなんでもいい、と思っています。
 
 
ただ、これはあくまでもサイドキーなどを全く使用しない私個人の、ただの好み、ということも補足しておきますが…。もし、まだ一度もペンタブレットを使用したことのない方がどんなものを買おうか迷っているなら、家電量販店などに置いてあるテスト用の実機で使用感を確認して買う事をおススメします。
 
まずはじめは使った感じがしっくりくるか、ペンを握った感じが良いものや見た目などの好み、そしてイラストに使用するのか写真に使用するのかでメーカー特性や売り出し方も変わってくるので、店員さんと相談しながらで十分かと思います。
 
お金に余裕があるなら最初から最新で、高級・高機能とうたっているものを買ってもいいですが、絶対にそうすべき、ということもなくて。“とりあえずまずは使ってみる”、くらいの気持ちで大丈夫です。
 
そう、大事なことは、まずは使ってみること。そして、自分がペンを扱えそうかどうか判断することだと思います。
 


 

< 機能性の違いによる選び方について >

wacomの中でもイラストに特化して使いやすくなっているものや、写真向けのものでもProシリーズやそうでないものといった具合に、同一メーカーでも種類によって機能や性能に違いがあります。
 
写真のレタッチの場合は、私が持っているIntuos ProのようにサイドキーにショートカットやEnterなどのキーを登録できたり、ホイールと呼ばれる丸いボタンでブラシサイズを簡単に変えることができたりと、カスタマイズ性が高い、機能的なものがあります。(そしてその機能の恩恵を全く受けていないのは私ですが…笑)
 
一方、イラスト用に作られているペンタブレットはトレースがしやすい作りになっていたり、おそらくペン自体にも色々な工夫があるのではないかと思います。(イラスト用に関してはすみません、詳しくありません)
 
  
機能を比較して購入する際に大切なことは、、、

 

①筆圧の設定ができた方がいい

ペンタブレットの場合の筆圧とは、ペン先をクリックした時の感知度合のこと。軽いタッチのみでしっかり描きたいのか、しっかり描きたいときはぐっとタッチしたいのか、人それぞれかと思いますが、ある程度自分の使いやすい筆圧に設定できるかどうかで操作感は変わってきます。
 
筆圧の感知する度合いが高ければ高いほど感覚的に作業ができますし、筆圧に加えて画面上での動きがスムーズかどうか、というのも選ぶポイントになります。
 

②モニターとペンタブレットのサイズのバランス

モニターが大きいのにペンタブレットが小さい、又はその逆といった具合にバランスが悪いと、作業がしづらくなりますので気をつけましょう。画面の広さとペンタブレットの作業面積を一致させても、そもそも物理的なサイズが合っていないと同じ長さの線を引くだけでもやりづらくなってしまいます。
 
具体的にどれくらいのサイズがいいのか?という点は参考までにこちらをご覧ください。人それぞれ環境に個人差があるのでここでは触れませんが、モニターのサイズを伝えた上で店員さんに相談してみるといいと思います。同一メーカー、同一種類ならばサイズの違いで機能に差はないはずです。
  
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また、物理的なサイズはデスク上の作業スペースなどの条件や持ち運ぶかどうかによっても決められると思いますし、純粋にサイズが大きい程高価になっていきますので、お財布との相談も必要ですね。
 


 
ここまでまとめてみると、いかに私がペンタブレットにこだわりがないか、というのがバレてしまうのですが…笑
 
 
これは会社員時代の話。上司は基本的にいつでも新しいペンタブレットを使用していました。でもやはり会社という場所ですので、新しいペンタブレットが出たからといってスタッフ全員が最新のものを使っているか、というとそうでもありませんでした。私自身、wacomはwacomでも大昔のグレーの(昔のwacomはグレー色でした)ペンタブレットで作業を強いられていたこともあります。
 
 
でも。実際レタッチをする上で、それで充分だったんですよね。
 
 
細かいことを言えば筆圧の感知度が低いとか色々あったかもしれませんが、レタッチ作業自体には特に支障がなかったですし、今も、まだ使えるからという理由で、昔使っていた化石のようなペンタブレットを未だに持っていたりもします。
 
とはいえ限度はありますが、少なくとも1台使えるものがあれば数年、10年以上?くらいはしっかり使い倒すことは可能です。

 


 

私がどうしてサイドキーを使用しないのかや、ペンタブレットの使用を推奨するメリットなど、ペンタブレットについてudemyのオンラインコース内でお話ししています。ペンタブレットに関しての動画は無料プレビューとして公開していますので、よかったらそちらも併せてチェックしてみてくださいね▼
 
 
Photoshop上級者への90分。広告業界で通用する美肌を作る、基本と実践 〜シミそばかす除去から仕上げのコツまで〜

それでは今日はこのへんで。

 kotsume 🙂 



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レタッチ作業環境のおはなし。

 

こんにちは!
kotsumeです(・‿・)

ここのところ肩こり、首痛からくる
頭痛があまりにひどかったので、
急遽マッサージを。
たった20分だけど、救われました…

実は下積み苦労時代から酷使して
身体を壊しまくり、20代前半にして
” おばあちゃんの身体 “ と呼ばれた私。
様々な整体やマッサージを転々とし、
最終的にご縁でずーっとお願いしている、
ゴッドハンドの持ち主がいるんです。
( 人気爆発でお願いできなくなると困るのでナイショ )

ほんと、定期的に身体もメンテしないとダメなんですね。。

というわけで本日は、
そんな身体にとってとても大切な、
レタッチの作業環境について。 

皆さん、レタッチをしていると、スタンプとか楽しくなって、( もしくはやらなきゃいけなくて… )、ついつい何時間もやっちゃいませんか?

モニターを見ながら何時間もかじりつくと
どんどん姿勢が悪くなって身体はガチガチ、
まばたきも減って目も疲れるし、
たまに息することを忘れちゃうことも(  ←意識してないとほんとに息止まります私 )。

レタッチャー( 特に会社 )は、朝から晩まで、何なら朝から朝まで途切れることなく、ずーーーーーーっと、ずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっと、画面とにらめっこしています

よくサラリーマンやOLの方がデスクワークが辛くて疲れる…と言いますが、間違いなく、レタッチャーの方がPCにしがみついて仕事をしています。 ( 言い過ぎだったらごめんなさい )

しかもレタッチの仕事はピクセル単位、トーンカーブなども時に1%の差だって使い分けるほど繊細な作業ばかり。さらに出力(プリント)して色を確認したり、とにかく”目”をよく使い、ひたすら”手”を動かし、デスクから殆ど離れません。

 

それでもレタッチャーが、毎日長時間
仕事を続けられるのはなぜか?


その答えは、いたってシンプル。

作業環境が整っているから
です。その作業環境とは主に…

1.モニターのキャリブレーション( 画面の色調整 )が出来ている
2.長時間座っても疲れない椅子( 大体10万以上するものが殆ど )を使っている
3.適切な環境光である ( 作業する部屋の電気のこと )
4.マウスではなく、ペンタブレットを使用する

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1については、ちょっと専門用語で書きましたが、簡単に言うとレタッチに適したモニターを使っているということ。表示画面の色調整、明るさ等々がきちんと数値で調整・管理されているモニターですね。( とても難しいので、今回は詳細は割愛 )
通常のPCモニターやテレビなどは輝度(明るさ)が高く、派手めな色再現がされているため、長時間見続けると目がとんでもなく疲れます。

また、一般的に売られているモニターは細かい色調整は難しく、別売りでキャリブレーションをとる( = 色調整をする )ための機材ももちろんありますが、写真・広告業界で使用されている筆頭格といえば、EIZOのColor edge
中古であっても新品の他メーカーより高いですが、もう、これがないと全く仕事になりません!

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2について。椅子も、
ハッキリ言ってお金がモノを言う世界。
有名なところでいうと、こちらでしょうか。疲れが全然違います。
金額が高い上に、ひとつ20キロ以上( 2017年1月現在 )とかなり重いので個人で持つにはなかなかですが、業界のレタッチャーが何年働いても倒れないでいられるのは、間違いなくハイクラスな椅子のおかげだと思います。

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3、環境光。部屋の電気なんてなんでもいいんじゃないの?と思われるかもしれませんが、煌々と照っている光のもとで長時間作業するのは意外と疲れるもの。色を見なければいけない時はきちんとしますが、たまに私も暗めの部屋で黙々とレタッチしていることがあります。

もっと細かい話をすると、色を正確に見るための色評価用ライトと呼ばれるものがあったり、部屋の色温度( カメラの色温度の概念と同じ )はこれぐらいがベスト、という基準があったりします。( これもとても難しい話 )

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 そして、最後に忘れてはいけないのが4のペンタブレット。言わずもがな、レタッチャーはマウスは使いません。


 

私自身レタッチの会社に初めて勤めたとき、多くの方が裸眼( 勝手にメガネが多いと思ってました )で、さらに腱鞘炎になることもなく、来る日も来る日もひたすらレタッチしている姿を見てとっても驚いたこと、今でも鮮明に覚えています。

その後実際に自分も同じ環境で働き初めて、
作業環境の大事さを思い知らされました。

今日みたいにマッサージに駆け込んだり、まばたき不足?によるドライアイで眼科に行くこともあるし、太陽の光が辛くて夏場はサングラス必須、携帯の画面も1日中ナイトモードでないと光が強くて見ていられない…くらいには長年にわたって身体張ってます。。

それでも視力は裸眼で両目共に1.2!
絶対に作業環境のおかげだと思います。

ご紹介した全てを実現することは難しいと思いますが、作業環境を侮って長時間作業し続けるのは、本当に気をつけましょう。

では、今日はこのへんで。

 

kotsume 🙂 


>> Today’s Retouch !

インスタ風に、おもちゃっぽくしてみました〜

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